新生児から生後半年までの育児が辛い!私はこう解決しました。

新生児から生後半年までの育児が辛い!私はこう解決しました。
スポンサーリンク

私はおよそ2年に渡り、不妊治療をしていました。
やっとの思いで授かった命。妊娠中はその喜びを噛みしめて過ごしていましたが、出産後に待ち受けていたのは、一瞬の喜びと孤独でした。
今思い返せば、育児ノイローゼや産後うつ気味になっていたのかもしれません。
妊娠中の女性は、赤ちゃんを生んだその日に、「妊婦さん」から急に「お母さんに」変わります。
短期間で「体」も「心」も急激に変化していきます。そして、それは自分でコントロール出来ないのです。
今回は、私が今までで一番辛いと感じた新生児から生後6カ月までの事を、「体」と「心」の視点から書いていきたいと思います。

この記事は現在、妊娠中の方や出産したてのお母さん、その配偶者の方に参考になればと思い書きました。

出産後の「体」の辛さ

出産後は満身創痍なのに休めない

出産の体はよく「交通事故にあったほど」と例えられるほど体がガタついています。
労働基準法上では、「産後」の就業禁止期間は8週間とされており、月数で言えば、約2カ月は動かずに安静にしていなさいと言われているようなものです。
ですが、実際は2カ月も休んでいられません。あちこち体が痛い中、痛みに耐えながら、24時間体制で赤ちゃんのお世話や家事をします。
悪露や会陰切開の痛みは2カ月もすれば完全に無くなりましたが、腰の痛みがなかなか取れませんでした。筋力はすぐに戻らず、何をするにも疲れやすくなってしまいました。

私の解決策

「赤ちゃんがお昼寝をした時に、一緒に寝て体を休め、家事は夫が帰ってきてからやる」
赤ちゃんがお昼寝をした時は、貴重な自分の時間です。
やらなければいけないことは沢山ありますが、産後6カ月くらいまでは、赤ちゃんと一緒にお昼寝をして体を休めていました。

出産後の体型に落ち込む

赤ちゃんが生まれたらすぐにお腹がへこむと思っていました。
出産後に自分のお腹を見ると妊娠期間中に蓄えられた脂肪がついていました。
母乳育児のおかげか体重はすぐに戻りましたが、体型が元に戻りません。
くびれがなく、ずんぐりむっくりとした体に気を落としてしまいました。
出産から1年後に第2子を妊娠したため、結局、体型が戻ることはありませんでした…。

出産後の慢性的な寝不足

私は完全母乳で娘を育てていました。
ミルクに比べると母乳の方が授乳間隔が短くなりやすいと言われています。
病院では「3時間おきに授乳しますが、母乳であれば、泣いたらあげて良い」と言われていました。
3時間どころか1時間おきに授乳する事も、多々ありました。
母乳→オムツ替えの繰り返しで、細切れ睡眠しかとれず、本当に寝不足になりました。
育児中は何かとストレスを感じイライラしがちです。
中でも睡眠不足は悪の根源であると思います。
母乳にこだわっているわけではありませんでしたが、ミルクを上手く使いながら睡眠時間を確保出来ればよかったなと思います。

私の解決策

「夫が休日の日は、夫に赤ちゃんを任せて、赤ちゃんとは離れた部屋で休む」
赤ちゃんの隣で寝ているとどうしても気になってしまって、深く眠ることが出来ません。
授乳後は全てを夫に任せ、次の授乳のタイミングまで別室で寝ていました。

出産後の「心」の辛さ

頭に響く赤ちゃんの泣き声が辛い

赤ちゃんが生まれる前は、家の中は静かなものでした。
テレビを見る家庭でないので、夫と話をしなければ、無音の部屋で過ごしていました。
そのせいか、赤ちゃんが泣いたら何故か焦ってしまう自分がいました。
「なんとかして、泣き止ませなくては!」と思ってしまうのです。
オムツを替えてもおっぱいをあげてもダメ。
何がいけないんだろうと不安になると共に、あまりにも大泣きが続くと「なんで泣き止まないの?!私が泣きたいよ!」と感情的になってしまうほどでした。
自分が抱っこしても泣き止まないのに、夫が抱っこすると泣き止む事が多くあり、それがまた辛かったです。
私は母親として失格なんじゃないかと思いました。
ですが、産後1か月検診の時に助産師さんに相談すると「お母さんが抱っこするとお乳の匂いがするから、どうしても甘えて泣いちゃうから心配しなくていいよ。母乳であれば、泣いたらおっぱいをあげていいから、そんなに考え込まないで」と言ってくれました。その一言で本当に救われました。

私の解決策

「まずは、赤ちゃんは泣くのが当たり前と思う。考えられる不安要素を取り除いても泣く時は、授乳して寝かしつける」
赤ちゃんを泣き止ませることに必死になっていましたが、赤ちゃんは泣くことで意思表示をしています。
なので、まずは泣くのが当たり前だと思い、取り掛かることが大切だと思います。
授乳のしすぎは良くないと思い、抱っこで寝かしつけようとしていたのも良くなかったのかなと思います。
新生児の頃の赤ちゃんは、異常な泣き方以外の時は、基本的に「オムツが気持ち悪い」「お腹が空いた」「暑い・寒い」「寝れない」が理由で泣いていることが多いです。
「①おむつを替える」「②授乳する」「③体温や背中の温度が適温か確認」それでもダメなら、「④また、授乳して寝かしつける」ということをしていました。

出産後のライフスタイルの急激な変化

妊娠中からよく育児本を読んでおり、「早いうちから生活リズムを整えることが良い」と信じていました。
赤ちゃんを6時に寝かしつけるために、そこから逆算して授乳やお風呂の時間を整えていました。
赤ちゃんが寝た後は、起こさないように薄暗い部屋で過ごしていました。
赤ちゃんが寝た後が唯一の自分の時間でしたが、薄暗い部屋で過ごしているせいか、徐々に気持ちが沈んでいきました。
赤ちゃんの生活リズムに合わせるために、自分の生活を変えたことがとても辛かったです。
育児本のとおりにしなくてはいけないとこだわり過ぎたことで、自分を苦しめていました。

私の解決策

「育児本は教科書ではない!あくまでも参考程度にする」
今までの人生で、学校では教科書があり、会社ではマニュアルがあり、正しいことの道しるべがありました。
なので、育児も育児書が私の教科書のようなものになっていました。
その通りにしなくてはいけないという思いが強く、出来なかったときのストレスが大きくなっていきました。
育児書に書かれている人とは生活リズムも考え方も違います。
あくまでも参考にし、良いところや子供に合っていると思ったことを取り入れながら、育児方針を決めるように変えました。

育児の「理想」と「現実」のギャップに落ち込む

私は妊娠が分かった時、家族3人で楽しく過ごしている未来を想像していました。
しかし、実際には、赤ちゃんが生まれた後、おむつ替え→授乳→吐き戻し→洗濯→抱っこの繰り返しであっという間に、ただただ1日が過ぎていき、何の成果も感じられない日々が続きました。
一日中、赤ちゃんに付きっきりで、誰とも話せずにいる時間が長く、自分ひとりで育児をしているような気がして「孤独」を感じる事が多くなってきました。

私の解決策

「日中は外に出て、自分も赤ちゃんも気分転換する。夫や両親、友人に悩みを聞いてもらう」
出産するまでは一日中家にいることがこんなにも辛いことだと思いませんでした。
産後1か月は赤ちゃんを外に出すのはよくないので、我慢するしかありませんが、産後1か月がたったら、5分の短い時間でも外に出るようにしていました。
また、辛いと思ったことや今日はこんなことがあったなど些細なことでも夫に話すようにしていました。
子育ての先輩である母親や友人に相談すると、経験談やアドバイスをくれて、すぐに解決することも多くありました。

圧倒的に自分の時間が無くなる

妊娠前・妊娠中の生活リズムが一転しました。
授乳して寝かしつけをしており、ベッドに置いたら泣く(俗に言う”背中スイッチ”)ため、トイレさえ自分の好きな時間に行けない日が続きました。
自分の好きな時間にご飯を食べれない、自分の好きな時間にトイレにいけない、自分の好きな時間にお風呂に入れない。
そんな当たり前だと思っていたことが出来ないことが、とてつもなく大きなストレスになりました。
ある日、ネットで「赤ちゃんが泣いているのは、生きている証拠」という記事を見て、少し考え方が変わりました。

私の解決策

「赤ちゃんが多少泣いていても、気にしない!気になるときはハイローラックに寝かして、自分の目が届くところへ連れていく」
食事やトイレに行くために、抱っこで寝かしつけた赤ちゃんをベッドに置くのは、本当に勇気がいることです。
また、泣いたら同じことの繰り返しになってしまうと思って、ベッドに置くのをためらい、ついつい自分の事を後回しにしまいます。
でも、母親は赤ちゃんのために食事やトイレなども我慢しなければいけないのでしょうか。
もちろん、異常な泣き方の時は何かしら対処する必要があると思いますが、たまにはベッドに置いて食事してもいいのではないでしょうか。
赤ちゃんは意外と一人で寝ていくものです。
それでも気になるときはハイローラックに寝かして、赤ちゃんを見える位置に連れまわしていました。

今までに感じたことのない「命を育てることの責任」

初めての育児で「赤ちゃんがちゃんと息をしているか」と何度も確認をして、本当に常に神経をすり減らしていました。
母親の研ぎ澄まされた神経は、赤ちゃんのちょっとした寝息で目を覚まします。
扉が開く音や様々な音が赤ちゃんの声に聞こえてしまって、泣いているんじゃないかと、何度も確認することが多くありました。
育児が楽しいと思うより、この子を死なせないようにしなくてはいけないと思う方が多く、生後半年くらいまでは必死に過ごしていました。

出産後の「体」と「心」の辛さのまとめ

辛いことだけを書きだすと、圧倒的に「心」の辛さの方が多いと思います。
「心」が辛いときは、まず、自分でその状況に気付いてあげる必要があります。
周囲からサポートを受けるには自分から声をあげないといけないという、周りからの気付きにくさがあります。
誰にも相談出来る人がいないと思ったときは、お住まいの市区町村などに育児のコールセンターがあると思うので、そちらに電話するのもいいかもしれません。
私が住む愛知県豊田市では24時間電話受付してくれるコールセンターがあるので、よく電話して育児相談しています。

育児は本当に、想像以上に大変です。
特に新生児の頃は、ただお世話しているだけで、自分の成長が見えずに、自分がやらなくてもいいのではないか、など頭をよぎることがありました。
しかし、月齢が進むにつれ、赤ちゃんが成長する姿を見たり、赤ちゃんと意思疎通が出来るようになってきたりすると、とても嬉しいですし、楽しい出来事がたくさん増えます。
その頃には、母親のスキルも上がっていて、マルチタスクや時間管理能力を手に入れて、自分も大きく成長しているはずです!

この記事を見て、辛いなら子供なんて生まなければいいじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、私はそんなこと一度も思ったことがありませんし、本当に心から子供のことを愛しています。

まとめがとても長くなってしまいましたが、辛いときはすぐに周囲に助けを求めましょう。
全てを完璧にこなす必要はありません!ちょっとした工夫や考え方を変えるだけで、楽になることもあります。

この記事を検索してきてくださった方が、どうか笑顔で赤ちゃんと過ごせますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました