子育てのイライラを取り除いてくれる書『すべての教育は「洗脳」である』

子育てのイライラを取り除いてくれる書『すべての教育は「洗脳」である』
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この本を手に取ったきっかけ

2人の娘の育児でイライラしてしまうことが増えており、何とかこの状況を脱却したいと思っていました。

youtube「メンタリストDaiGo」チャンネルで、子育て関連の動画を見ている中、関連動画に堀江貴文さんの「ホリエモンチャンネル」が表示され、何気なく見ているうちに、数多くのイノベーションを起こしている彼から、学べることがあるかもしれないと思い、堀江貴文さんの書籍を3冊購入しました。

①『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』
②『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』
③『多動力』

今回は、『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』について、レビューしたいと思います。

全ての書籍がビジネスマンのしての私にも、親としての私にも突き刺さるとても良い書物でした。
内容も読みやすく、1日もあれば読み終えれます。

『すべての教育は「洗脳」である』の内容

何かしたいけど出来ない人たちへ。なぜあなたが行動できないか。それは「学校」という旧態依然の組織やそれと同様の会社という組織で、あなたは洗脳され、常識から外れることに自分でブレーキをかけてしまっている。しかし、インターネットというテクノロジーの進化により、世の中の人たちは、今までの常識の概念が薄れ始めている。学校や会社に所属しなくても、個人の力でやれることは沢山ある。あなたが一歩を踏み出し、学校・会社という幻想から自由になれたとき、あなたの「脱洗脳」は完了する。

といった内容で、何かしたいのに、なかなか一歩を踏み出せない人の背中を押してくれるような一冊です。

『すべての教育は「洗脳」である』を読んだ感想

ホリエモンが、私に手紙を書いてくれたのかと思うほど、当てはまることが多すぎて、私が超洗脳されていることが分かりました…
私は、従順な家畜として世に送り出され、会社を辞めたいと思いながら10年も辞めれずにいます。
まだ、会社を辞めていないので、洗脳が解けていません。
洗脳されてることは、自分では気づけないんですね。
こんなに洗脳されまくってる私ですが、インターネットの普及により、学校が存在している意味や、勉強する意味とはなんだろうと、ふと考えることはあります。
分からないことがあれば、Google先生に聞けばなんでも教えてくれるし、わざわざ学校に行かなくても、リモートで授業を受けることは出来るのに…。
考えても答えは出ないし、世の中の仕組みは変わらないので、考える意味が無いのかなと思っていました。

しかし、子供が生まれてから、この子たちの将来について、本気で考えなくてはいけないと思いました。
この『すべての教育は「洗脳」である』を読んで、教育について改めて考えると共に、日々の子育てに活かせることが多くありましたので、その点をピックアップしてみたいと思います。

『すべての教育は「洗脳」である』で子育てに活かせること

学校は必要か?

そもそも学校の起源というのは、産業革命に遡ります。
産業革命以前、子どもは立派な労働力の一部であり、保護する対象ではありませんでした。
しかし、産業革命で工場が誕生したことにより、家庭内手作業に従事していた職人たちが一斉に職を失いました。
同時に子供たちも親の跡を継ぐという道が閉ざされ、多くの子どもたちが路頭に迷いました。
その時に、国家が主導して作ったのが「学校」です。
学校の目的は①子どもの保護②望ましい工場労働者へ育てあげることでした。
そして、国家が育成したいのは優秀な“国民“です。
国家にとっての理想の国民の姿(ナショナリズム)を頭に刷り込ませました。
学校ではあらゆる事を禁止する教育で、カドの取れたオールB人材を多く育て、世に送り出してきました。
産業革命時代に作られたこの価値観が、現代の日本まで脈々と受け継がれています。
しかし、インターネットの登場によって、昔ほど国民国家というフィクションはもう力を持っていません。
子どもたちを1箇所に集め、同じ時間、同じカリキュラムで、同じ教科書によって「いざという時」のために学ばせる学校はもう必要ありません。
というのがホリエモンの主張です。

私も、学校が絶対に必要だとは思いません。
子どもが嫌だと思う学校に無理に行かせて、精神を病むくらいだったら、新しい道を提案してあげられる親になりたいです。

親の脳内情報は古い!すぐにアップデートが必要だ!

洗脳された私たち親世代はまず、「自分の脳内情報が古いと自覚する」ことが大事です。
学校を辞めたって学ぶ場所はたくさんあるし、会社を辞めたって他の仕事をすることができます。
一番良くないのは、そこに固執し、子どもを閉じ込め、何も考えなくさせることです。
親は、世の中に適した情報に、適宜、アップデートする必要ために、自らも学ぶ必要があると感じました。

会社だけでなく家庭でも従順な家畜を育てている

今を生きる人たちが向かうべき課題は、国家が設定した幸せのロールモデル「いかにいい大学に入り、いい会社に就職するか」ではなく、「いかに自分だけの幸福を見つけ、追求するか」です。

きっと、働いている多くの人たちは、嫌な思いをしながらも、色々なことに理由をつけて、我慢しながら働いていると思います。
その思いを自分の子どもにさせてもいいのでしょうか。
今、その仕事をしていて幸せと感じる方はどのくらいいるでしょうか。
自分の古い価値観を子供に押し付けて、無理やり親と同じ道を選択させようとしていませんか?

「ダメ!」という禁止ワードで子供の没頭する力を奪っている

子供はいつも何かに没頭しています。
何が楽しいんだろうと思うことをひたすら何時間もやっていると、「もう止めよう」と止めてしまったり、「もうダメ!」と言って行動を制止ちがちです。
日頃から禁止のシャワーを浴びせかけられた子供は、「やりたいことをし続けるのは悪いことなんだ」と思い込み、成長する過程で没頭そのものを忘れてしまいます。
子供の没頭する力を禁止する事で、子どもを自分にとって都合の良い人間にしようとしていませんか?

『すべての教育は「洗脳」である』のまとめ

私が子育てをしてるうえで、イライラしてしまうのは、基本的な行動が全て「子どもを自分の支配下におこうとしていること」だと分かりました。
学校教育そのものを、家庭で子どもに押し付けていました。
洗脳された親である私は、子どもにも自分と同じことをしてしまっていました。

フランスでは子どもを小さな大人として扱うようです。
赤ちゃんだから、子どもだからどうせ言っても分からないだろうと思わず、どんなことでもしっかりと説明すべきだと考えられているそうです。
例えば、おもちゃなどを口に入れようとしたとき、ダメとは言わず、これはこうして遊ぶものだよと説明します。
私たちは、普段大人に対して、「ダメ!」と言って、行動を制止するのではなく、ちゃんと説明して相手にも分かってもらいますよね。

私は、根本的な考え方を改め、「子どもを大人と対等に扱う」ようにしなければなりません。
しかし、私の骨の髄まで浸透した洗脳が解けそうにないので、定期的に読み直したい1冊となりました。

ビジネス書でもあり、育児書としても読めるとは素晴らしいですね。
堀江貴文さん、心のモヤモヤを紐解いてくれてありがとうございます。

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