タイミング法はいつまで?今すぐにステップアップすべきその理由

タイミング法はいつまで? 今すぐにステップアップすべきその理由
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妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで、性交をしているにもかかわらず、1年間妊娠しないと不妊と定義付けられます。
不妊クリニックで検査を受け、夫婦の身体的な問題が見つからなかった場合、一般的にはタイミング法から、人工授精、体外受精・顕微授精と治療がステップアップしていきます。
不妊治療でタイミング法を始めると、大体6ヶ月〜12ヶ月を目安に、人工授精へステップアップした方がいいとされていますが、実際にいつまでタイミング法をして、いつステップアップすべきなのか迷いますよね。
今回は、タイミング法から人工授精、体外受精・顕微授精まで経験した私が、今すぐにタイミング法をやめて、人工授精もしくは体外受精・顕微授精にステップアップした方が良いと思う理由をお話しします。

不妊治療のタイミング法は1〜2回で十分

不妊治療を始めると、まず夫婦もしくは女性のみ、血液検査や子宮卵管造影検査など、あらゆる検査を行います。
女性の月経周期にもよりますが、検査で1〜2ヶ月かかってしまうことがあります。
検査と並行して医師によるタイミング法を受けられるのであれば、1〜2回指導してもらい、妊娠に至らない原因が特定できない場合、すぐに治療をステップアップし、人工授精または体外受精・顕微授精に切り替えた方が良いと思います。次に、その理由をご説明します。

理由①時間の無駄

「どうしても自然に妊娠したい。それ以外だったら子供はいらない」と考えている方は、タイミング法を続ければいいと思いますが、年齢を重ねるごとに妊娠率は下がっていきます。
おそらく、不妊治療を開始される方は、自己流でタイミングを取っていると思います。
そのうえで、原因が分からないまま、さらに1年もタイミングを取って、妊娠に至らなかった場合、当然、年齢を重ねているので、人工授精、体外受精・顕微授精での妊娠率も下がってしまいます。
自然に妊娠したい気持ちは分かりますが、子供が産まれてしまば、どのように妊娠したかなど関係ありません。

理由②精神的負担が大きい

タイミング法は病院に通う回数が少ないので、費用負担と肉体的な負担が少ないとされています。
しかし、精神的負担はとても大きいと思います。
タイミング法は排卵日が近づくと、内診で卵の大きさを確認してもらいます。
医師が卵の大きさから排卵日を予想し、指定した日に性行為を行うことになります。
不妊治療前は、夫婦の都合で行っていたセックスが、医師に指定された日にセックスすることになるのです。
この治療を1年も続けていれば、自ずとセックスそのものがプレッシャーになり、嫌になっていきます。

理由③ステップアップしたからこそ分かる原因がある

体外受精に進むと精子がうまく卵子の中に入って行くことができない「受精障害」や、受精卵を子宮へ移植しても着床しない「着床障害」で妊娠に至らなかったという原因が分かる場合もあります。
私は、体外受精を始める前に、より詳しい検査を行い、AMH値が低いということがわかりました。
当時、27歳でしたが、37歳の人と同じくらいのAMH値でした。
AMHとは、アンチミューラリアンホルモン(または抗ミュラー管ホルモン)の略で、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているかを示します。
AMH値が低いからと言って妊娠出来ない訳ではありません。不妊治療を出来る期間が限られてくるということです。
体外受精をしなければ、このことに気づけませんでした。
ステップアップを踏みとどまっていて、何年か後に治療を再開したいと思っても、卵の数が少なくて、治療すら出来なかった可能性もあります。
妊娠に至らなかった原因は分かりませんでしたが、ステップアップしたことで不妊治療が出来る期間が限られているということを知れたので、ステップアップを決断して良かったと思っています。

タイミング法をいつまでやるかのまとめ

タイミング法で妊娠に至らなかったため、医師が人工授精を進めてくれていたのですが、私は、すぐに人工授精に踏み切ることが出来ませんでした。
私は、頭のどこかで自然に妊娠したいと思っていたため、人工授精や体外受精には偏見がありました。
そこまでして、子供が欲しいの?と何度も考えました。
人工授精について色々な方のブログを見ていた時に、旦那様が海外の方のブログが目に止まりました。

日本人の奥様は、私と同様の考えで、自然に妊娠したいと考えており、人工授精に踏み切れないでいました。
その気持ちを旦那様に打ち明けたところ、「お医者様が君の体を診断し、ベストな方法を勧めてくれている。それの何が問題あるんだい?」と言われたそうです。
確かに自然に妊娠出来れば、それがいいに決まっています。
しかし、中には自然に妊娠できない人もいて、治療を必要としている人もいます。
いうなれば、私は、病気が見つかったのに何も対処せず、放置しているのと同じかもしれないと思うようになりました。
私は、自然妊娠ということにこだわり過ぎていて、ベストな選択を誤るところだったかもしれません。
結局、私は、人工授精を始めるまでに、1年もの年月を費やしてしまいました。

ステップアップしても、ずっとその治療法を続けばならないということではありません。
治療を中断したり、タイミング法に戻ることも出来るのです。
大切なのは、自分とパートナーの気持ちに寄り添い、行動することだと思います。

確かに、体外受精に進むとタイミング法や人工授精と比べ物にならない程のお金が掛かり、躊躇してしまいます。
しかし、全ての治療を行なったうえで、納得して治療をやめるのと、まだやれる治療があるのに治療をやめるのでは、後々の自分たちの心に響いてくると思います。
不妊治療をされている方たちが、どうか、後悔のない治療を出来るように祈っています。

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