冬や夏になり、エアコンを使用すると乾燥が気になりますよね。
我が家では、赤ちゃんがいるため、暖房/冷房器具はエアコンのみになります。
そのため、ストーブを使うよりもはるかに家の中が乾燥します。
冬になり、エアコンを使用するようになってから、部屋の湿度が30%を下回るようになってきたため、急遽、家にあった加湿器「SHIZUKU mini」を使用しました。
それでも部屋の湿度が上がることはなく、30%を下回っており、肌が荒れてきてしまったため、加湿器の購入をすることにしました。
ちなみに我が家のエアコンは「ダイキンうるさら7」を使用しており、加湿暖房の機能がありますが、全くもって加湿されませんでした。
同じエアコンを使用している方の口コミで、ダイキンのうるさら7には、加湿性能を求めてはいけないと書いてあったのも、今回、購入に踏み切るきっかけとなりました。
この記事は、赤ちゃんがいるご家庭で、これから加湿器を購入しようと考えている方の参考になればと思い書きました。
象印 スチーム加湿器「EE-DB50」を選ぶまで
加湿器のタイプ
加湿器に種類があることはご存知でしょうか。
今回、購入にあたり様々な加湿器を調べている中で初めて知りました。
加湿器のタイプ | 仕組み | メリット | デメリット |
スチーム式 ✳︎今回購入した象印スチーム加湿器はこのタイプです | ・ヒーターで水を沸騰させ、蒸気で加湿 | ・煮沸消毒されるので雑菌が繁殖しにくい ・シンプルな構造でお手入れが楽 | ・消費電力が高い ・吹出口が熱くなる |
気化式 | ・水を含ませたフィルターに風を当てて加湿 | ・消費電力が低い | ・加湿スピードが遅い ・吹出口から出る空気が冷たい ・定期的な加湿フィルターの手入れや 交換が必要 ・ファンの運転音が大きめのモデルもある |
超音波式 ✳︎以前使用していた「Shizuku mini」はこのタイプです | ・水を振動させ、細かいミストにして加湿 | ・消費電力が低い ・小型でデザイン性にすぐれるモデルが多い | ・タンク内の水に雑菌が繁殖しやすく、放出されるミストに雑菌が混ざる可能性がある ・水に含まれるミネラル(カルシウム)で、部屋が白く汚れることもある ・こまめな手入れが必要 |
ハイブリッド式 (温風気化式) | ・ヒーターで温めた風を、水を含ませたフィルターに当てて加湿 | ・温風を利用するので、気化式よりも効率よく加湿できる | ・気化式よりも消費電力は高い ・定期的な加湿フィルターの手入れや交換が必要 ・ファンの運転音が大きめ |
ハイブリッド式(加熱超音波式) | ・ヒーターで温めた水を振動させ、細かいミストにして加湿 | ・雑菌が繁殖しにくい | ・超音波式よりも消費電力は高い ・水に含まれるミネラル(カルシウム)で、 部屋が白く汚れることもある ・こまめな手入れが必要 |
重要視したポイントと使用条件
重視したポイント
・赤ちゃんがいるので雑菌が繁殖しにくいタイプが良い
・定期的な清掃をする時間がないため、メンテナンスフリーのタイプが良い
・電気代は安いほうが良い
重視したポイントの「手入れの頻度」と「電気代」を軸にまとめてみると以下のような図になりました。
選んだ加湿器は「象印スチーム加湿器」
スチーム式の電気代が気になりますが、手入れが少なく、衛生的に使用出来る「スチーム加湿器」に決定しました。
スチーム式の中でも色々なタイプの加湿器があります。
フィルターが不要で、タンク内全てを沸騰し、衛生的に使用できる「象印スチーム加湿器」に決定しました。
タンクごと煮沸されるタイプのものは象印スチーム加湿器のみでした。
象印スチーム加湿器「EE-DB50」か「EE=RQ50」どちらにするか
象印スチーム加湿器には3種類あります。
①EE-DB50
②EE-RQ50
③EE-RQ35
仕様比較
品番 | EE-DB50 | EE-RQ50 | EE-RQ35 |
容量(L) | 4.0 | 3.0 | 2.2 |
スチーム温度 | 約65℃ | 約65℃ | 約65℃ |
クエン酸洗浄 | 〇 | 〇 | 〇 |
明るさ切替 | 〇 | ー | ー |
空だき防止 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャイルドロック | 〇 | 〇 | 〇 |
ふた開閉ロック | 〇 | 〇 | 〇 |
転倒時自動オフ | 〇 | 〇 | 〇 |
マグネットプラグ | 〇 | 〇 | 〇 |
ブザー報知 | 〇 | 〇 | 〇 |
湿度モニター | 〇 | 〇 | 〇 |
入タイマー4時間 | 〇 | ー | ー |
入タイマー6時間 | 〇 | 〇 | 〇 |
入タイマー8時間 | 〇 | ー | ー |
切タイマー1時間 | 〇 | ー | ー |
入タイマー2時間 | 〇 | 〇 | 〇 |
入タイマー4時間 | 〇 | ー | ー |
湯沸かし音 セーブモード | 〇 | 〇 | 〇 |
水位線 | 〇 | 〇 | 〇 |
消費電力(W) 湯沸かし時 | 985 | 985 | 985 |
消費電力(W) 加湿時 | 410 | 410 | 305 |
加湿能力 (mL/h) | 480 | 480 | 350 |
適用床面積目安 木造和室 | 13㎡ (8畳) | 13㎡ (8畳) | 10㎡ (6畳) |
適用床面積目安 集合住宅及び プレハブ洋室 | 22㎡ (13畳) | 22㎡ (13畳) | 16㎡ (10畳) |
自動加湿3段階 | 〇 | 〇 | 〇 |
加湿時間(h) 強連続 | 約8h | 約6h | 約6時h |
加湿時間(h) 中連続 | 約16h | ー | ー |
加湿時間(h) 弱連続 | 約32h | 約24h | 約27h |
外形寸法 幅×奥行×高さ (約cm) | 24× 27.5 ×36.5 | 24× 26× 31.5 | 24× 26× 27.5 |
質量(約kg) | 2.8 | 2.4 | 2.3 |
EE-DB50が優れていると思った箇所を赤字にしました。
EE-DB50が連続運転時間が長いため、給水回数を減らせることから、「EE-DB50」に決定しました。
そして、外観もEE-DB50の方が少しスタイリッシュな気がします。
EE-RQシリーズは注ぎ口の無いポットのような…象印さんごめんなさい。
象印スチーム加湿器「EE-DB50」のレビュー
使用している環境
・鉄筋コンクリートのリビング/ダイニング+和室 約25畳で使用
(適用床面積の目安:プレハブ洋室13畳)
・キッチンカウンターの上に置いて使用
・24時間フル稼働
象印スチーム加湿器「EE-DB50」のレビュー
良いと思った点を青字、悪いと思った点を赤字としています。
①加湿能力
・エアコンの暖房設定温度25度にし「弱運転」した場合、湿度40%~50%を保っているため、非常に良いと思います。
・エアコンの暖房設定温度25度にし「強運転」した場合、湿度30%を下回ります。
・適用床面積の倍の空間で使用している割には、加湿能力はあると思います。
②お手入れ
・使用して2週間ほどでタンク内にミネラル成分が付着し白くなり始めました。
1~2カ月を目安にクエン酸洗浄する必要があると説明書に記載されていましたが、1カ月でクエン酸洗浄を行いました。
・月1回のクエン酸洗浄は必要だと思います。
③音
・比較的大きな音がします。ストーブの上のヤカンが沸騰しているような音がします。最初は、リビングにいると何度も「コンロの火を消し忘れたかな?」と思いましたが、今は慣れて特に何も思いません。
夜はキッチンから和室が離れた場所にあるので、寝る時に音はそれほど気になりませんが、近くに置いてあると神経質な方は気になると思います。
・しかし、ストーブのヤカンが沸騰しているような音とキッチンで料理している音が合わされば、まさに昭和にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。
④給水
・カタログ通り、強運転の場合、8時間で給油が必要になります。ただし、水が全て無くなってから給水すると、加湿されるまでに時間がかかるため、4時間ほどで水を追加して給水しています。
・高さが36.5cmあるため、シンク内に置いて直接給油することが難しく、キッチンの蛇口ホースを伸ばして入れています。蛇口が伸びない場合は、鍋などに入れて給水する必要があります。
⑤置き場所
・蒸気口から約65度の蒸気が出ているため、手を近づけて3秒くらいするととても熱く感じます。
したがって、お子さんがいる家庭では、子供の届かない場所に設置する必要があります。
・かと言って高いところに置きすぎると、天井に蒸気があたり、壁紙がふやけないか心配になります。
目に見える蒸気は50cmほどあると思います。
⑥電気代
・4,000円/月ほどです。高いですが、お手入れのし易さを思えば、安いと思います。
象印スチーム加湿器「EE-DB50」はどこで買えるの
2020年12月に象印スチーム加湿器「EE-DB50」を購入しようと思い、家電量販店(エディオン・コジマデンキ・ジョーシン)のHPから購入しようとしましたが、どこも既に売り切れとなっていました。
ヤマダ電機は取り扱いしていないようです。
ジョーシンでメーカー取り寄せ対応してもらい定価で買えることになりました。
楽天・Amazonなどは価格高騰しており、定価の倍ほどの値段となっていました。
加湿器は季節商品であり、受注を見込んで生産をするため、売り切れたら販売中止となってしまうようです。象印の加湿器は毎年9月に新商品が発表されているようですので、9月から11月くらいの間に買うと定価で速やかに買えると思います。
象印スチーム加湿器「EE-DB50」のまとめ
象印スチーム加湿器はこんな方におすすめだと思います。
・雑菌、カビなどの繁殖が気になるが、マメに手入れを出来ない人
・高いところに置き場所がある人(お子さんがいる家庭)
・多少電気代が上がっても気にしない人
加湿器を利用し始めて1ヶ月経ちますが、とても良い買い物をしたと思っています。
コメント