3度の風しんワクチン予防接種後も抗体が付きませんでした

3度の風しんワクチン予防接種後も 抗体が付きませんでした
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私は、これまでに幼少期の頃も含め、3度の「風しん」の予防接種をしていますが、抗体が付きませんでした。
妊娠中は風しんワクチンの予防接種を受ける事はできないため、毎日不安な日々を抱えながら、妊娠期間を過ごしました。
この記事は、これから妊娠を考えている方や、風しんの抗体があるか不安な方に向けて記事を書きました。

風しんとは

風しんとは、風しんウイルスと呼ばれるウイルスに感染することで引き起こされる感染症で、別名『三日はしか』と呼ばれることもあります。
子ども以外も風しんを発症することはあり、特に妊娠20週ころまでの妊婦さんが風しんにかかり、お腹の赤ちゃんにも感染すると死産や流産となることや、先天性風疹症候群と呼ばれる病気をもって生まれることがあります。
先天性風疹症候群は、生まれつき心臓や眼、耳の聞こえ、脳など、全身に影響が及ぶことがあります。
風しんウイルスに対する治療はありません。お母さんが妊娠中に風しんウイルスに感染し、先天性風疹症候群となることを予防するためには、適切なタイミングで必要な回数の風しんワクチンの予防接種を行い、風しんにかからないようにすることがとても大事です。

風しんの予防接種とは

風しんワクチンは生涯で2回のワクチン接種が必要で、『麻しん風しん混合ワクチン(MR)』を接種します。
風しんワクチンの免疫獲得率は、1回で95%、2回で約99%と考えられており、2回接種でより高い効果が得られるようです。
過去に1回しか接種していない、または接種歴が不明の場合は、計2回となるよう不足分を接種することが推奨されています。

風しん予防接種時の注意事項

妊娠期間中は風しんワクチンの予防接種を受けることは出来ません。
従って、過去に風しんの予防接種を受けていない、または抗体がないことが分かったら、予防接種を受ける1ヵ月前から避妊をし、予防接種後は2ヵ月間は必ず避妊をする必要があります。
妊娠中に抗体がないことが分かったら、その妊娠期間は十分に気を付けて過ごすしかありませんが、出産後に次の妊娠に向けて予防接種を受けることをお勧めします。
授乳中は問題なく風しんワクチンの予防接種を受けることが出来ます。

風しんの定期予防接種の接種状況【2021年】

風しんワクチン接種状況【2021年最新版】

1979(昭和54)年4月1日までに生まれた男性(42歳以上)および1962(昭和37)年4月1日までに生まれた女性(59歳以上)は、ワクチンの接種を受けていません。
1990(平成2)年4月1日までに生まれた男女(31歳以上)は、ワクチンの接種を1回しか受けていません。
※2000年4月1日までに生まれた男女(21歳以上)は定期接種が拡大された時なので、人によっては1回しか受けていません。
2021年現在で22歳以上の方は、定期接種で2回のワクチン接種を受けていない可能性が高いことが分かります。


予防接種を受けたかどうか自信がない方は、ご自身の母子手帳で確認するか、病院で抗体検査を受けることをおすすめします。

風しんの予防接種と抗体検査

ワクチン接種をしたからといって、必ずしも抗体が出来るとは限りません。
私は1990年生まれで、大人になるまでに予防接種を2回しておりましたが、一人目妊娠時に抗体がないことが分かりました。
出産後に『麻しん風しん混合ワクチン(MR)』の予防接種をしましたが、二人目妊娠時に抗体が付いていないことが分かりました。
病院の先生によると、抗体がつきにくい体質の方が一定数いるようです。

私は次の妊娠を希望していたので、予防接種後に抗体検査をすればよかったと後悔しました。

風しんの予防接種の助成金

過去に風しんの予防接種を受けていない43歳以上(2021年時点)の男性(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれ)の方は、お住まいの市区町村から、段階的に風しん抗体検査と予防接種のクーポン券が配付されています。
自治体によっては2022年3月末まで接種が出来るところがあるようです。
また、過去に風しんの予防接種を受けた方でも、妊娠を希望しているが、抗体価が低い方やその家族の方は助成金が出る場合があります。
一度、お住まいの市区町村のホームページで確認してみてください。

風しんの予防接種のまとめ

風しんはお母さんに抗体があれば、赤ちゃんを守ることが出来ます。
しかしながら、私のようにワクチン接種をしても抗体が出来ない人もいます。
もし自分が妊娠した時に風しんにかかってしまったら…
もし自分のパートナーが妊娠した時、
もし自分の子供が妊娠した時、
もし自分の職場の仲間が妊娠した時に、
自分が風しんにかかってしまい、それが妊婦さんに移ってしまったら…
一生後悔して過ごすことになってしまいます。
そうならない為にも、今一度、ご自身に風しんの抗体があるかを確認し、抗体が無い場合、予防接種を受けるといいと思います。
多くの人が風しんの予防接種をすることで、風しんの流行が無くなり、妊婦さんが安心して過ごせる世の中になることを願います。

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