【レビュー】裏を見て「おいしい」を買う習慣を読んだ感想|岩城紀子氏

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食品添加物について勉強しようと思った時に、何の本を読もうか迷っていたところ、カンブリア宮殿というテレビ番組で「絶品の女神」と紹介されていた岩城紀子さんに興味を持ち、『裏を見て「おいしい」を買う習慣』を手に取りました。

食品添加物に関する本は初めて読みましたが、とても読みやすく、岩城紀子さんの考え方にとても共感しました。食品添加物を学び始めると「もう何も食べられない。何を食べたらいいの?」と思ってしまい、真面目な方ほど、食べることを拒否してしまうことになるかもしれません。岩城紀子さんは、食品添加物が絶対にダメだと言っているわけではなく、出来る限り取らないという姿勢で話をされていますので、初めて読む食品関連の本として、非常におすすめです。

また、「自分の体は食べたもので出来ている」や「買い物は投票」など、深く考えさせられ、食品に対する考え方を変えてくれた素晴らしい本でした。

著者 岩城紀子氏のプロフィール

岩城紀子氏プロフィール

岩城紀子(いわき のりこ)

1972年兵庫県生まれ。ギャップジャパン、機能性食品開発のバイオベンチャーを経て、2008年にスマイルサークル株式会社を設立。「丁寧においしい食品を作っているのに商品が下手な生産者」にかわって販路拡大、商品開発を担うかたわら、さまざまな食品会社のコンサルタント業やバイヤー代行を務める。2014年に株式会社グランドフードホールを設立。兵庫県芦屋市と東京・六本木に店舗を展開。

肝っ玉母ちゃん
肝っ玉母ちゃん

2020年5月21日放送のカンブリア宮殿に出演されていましたね。

裏を見て「おいしい」を買う習慣の目次

1.愛情から生まれた「おいしい」を未来につなげ、命をはぐくむ「グラホ」は人生の台所です

2.日本全国からトップオブトップを集めた夢の店、それが「グラホ」

3.原体験はおばあちゃんの味。大人になってたどりついた「おいしい」を発掘して表舞台に出す仕事

4.おいしいものには愛がある。「食べる人を笑顔にしたい」という作る人の思いが詰まっている

5.ひと口食べたらすぐわかる。この「おいしい」には素敵な物語があるのだ、と

6.本当の「おいしい」は「安心&安全」。買うときには裏を見て、口に入れるものの中身を知ってほしい

7.買い続けることがメーカーの力になるから、大事なのは意識して買う習慣

8.おいしいものを食べているとたくさんのいいことが起きるのはなぜ?

1〜5章までは、グランドフードホールや、なぜ、食品の道に進んだのかなどといった岩城紀子さんを中心として書かれています。岩城紀子さん厳選の食品も書かれています。
6〜7章で食品添加物などについての話が書かれています。
8章は目次のとおり、おいしいものを食べると10つのいいことが起こるということとその理由について書かれています。

肝っ玉母ちゃん
肝っ玉母ちゃん

食品添加物についてガッツリ知りたいという人には少し物足りないかもしれませんが、岩城紀子さんの考え方には、多くのことを学べるので、一見の価値はあると思います。

【第6章】「本物」を買いたければ、裏を見て

一番気になっていた「商品の裏を見る」ということ。こちらは、第6章に書かれています。

一般的に安いものは原材料が多い傾向にあります。しかもカタカナやアルファベットが混じっていたり、謎の暗号みたいなものもいっぱいあります。逆に価格が高いものはシンプルです。米とか、大豆とか、塩とか。

裏を見て「おいしい」を買う習慣ー第6章より引用
 
肝っ玉母ちゃん
肝っ玉母ちゃん

今まで、商品を手に取る時、裏を見ていなかったので、全く気にしたことがなかったのですが、比較してみると、やはり高いものは原材料がシンプルです。

しょうゆ、塩、砂糖、みそ、みりん、酢についての裏読みについて詳しく書かれています。
原材料や製法について詳しく書かれているので、自分がスーパーで醤油などの調味料を買う時に参考になります。
また、なぜ日本は添加物まみれになってしまったのかという解説から、グラホで避けている添加物が記載されています。

【第7章】大事なのは意識して買う習慣

買い物は投票!10年後も残したい味を買おう

買い物は投票です。日々の買い物は、「この店の味、この商品の味をまた食べたい」という思いを込めた一票なのです。その一票が、つぶれかかった良質の会社を救うことにもなりますし、粗悪な素材を添加物でごまかして安く販売している企業を応援することにもつながります。

裏を見て「おいしい」を買う習慣 第7章より引用

この文章を見た時に、ハッと考えさせられました。普段、何気なく買い物をしていますが、生産者のことまで考えて買い物をしていなかったです。「また食べたい」と思ってもそのお店がなくなってしまえば、もう二度とその味を食べることは出来ないのです。

子どもには、いい卵といい牛乳を

「うちの食費、月5万円なんです。その中で何にお金をかけたらいいですか?」と先日、若い主婦の方に聞かれました。小さなお子さんが2人いるそうです。限られた予算の中ですから、優先順位をつけないといけません。調味料は是非いいものを使ってほしいのですが、食材に関しては悩むところです。でもやっぱり子どもに食べてほしいのは「いい卵と、いい牛乳」この2つです。卵にはビタミンC以外の栄養素が全て含まれています。タンパク質も豊富だし、脳の成長を助けるといわれるレシチンなどもとれます。何よりも美味しくて手軽に食べられます。牛乳には、体の成長を促進するタンパク質とカルシウムがたっぷり。子どもがいる家庭の必需品だと思います。

裏を見て「おいしい」を買う習慣 第7章より引用

いい卵、いい牛乳の選び方が書いてあります。

肝っ玉母ちゃん
肝っ玉母ちゃん

子どもには良いものを食べさせてあげたいですよね。牛乳を全く飲まなかった娘が、この本を読んだ後に牛乳を変えたら、飲んでくれるようになりました!子どもは舌が繊細なので、味の見極めが出来るのですね。次は、卵を変えてみたいと思います。

裏を見て「おいしい」を買う習慣のまとめ

危険な添加物についてだけでなく、添加物に対する考え方や、買い物に対する考え方についても教えてくれる素晴らしい本でした。
少しですが、子どもに食べさせたい食材の項目もありましたので、お子さんがいる方にもおすすめ出来る本です。

コメント

  1. htt より:

    岩崎紀子さん→岩城紀子さん の間違いではないですか?

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